来年はもっと何か書けたら良いな。いや書くぞ。きっと、多分。

 べつに誰に頼まれているわけでもないし、ブログなんて書かなくても良いのだ。けれど私は書きたいし、書かなければ、とも思う。

 そのくせ、年に数回しか更新しない。自分の願望と決意を裏切り続けている。年末になり、ああ今年もたいして書かなかった……という後悔の念から、いま、この記事を書いている。

 私が文章を書きたい理由。ひとつには、日記へのあこがれがある。日々の出来事や思考を文章でつづることに昔から漠然とあこがれてきた。他愛ない内容であっても、自分でつづった文章が蓄積されていくのはきっと楽しいことだと思うのだ(思うのに、いざ日記をつけはじめると二日も続かない……)。

 また、最近みた悪夢の影響もある。それはそれは恐ろしい夢で、いい歳をして泣きながら目覚めた。

 夢なので筋書きは支離滅裂だが、要約すると、私には言いたいことがあるのに上手く言葉にできず、誰にも理解してもらえずに誤解されたまま孤立する、という夢だった。最後に死んだはずの祖母が出てきて、「大丈夫。おばあちゃんは〇〇ちゃんの言いたいこと、ちゃあんとわかってるよ」と優しく言うのだが、夢のなかの私は「おばあちゃんは死んでるやん! 生きてる人にわかってもらえないと意味ない!」と大号泣。そこで目覚めると、現実でも泣いていた。30歳の夜泣きである。

 言いたいことがあるのに言葉が浮かばず何も言えないまま、というのは実際によくある。私にとってはかなり現実味のある夢だった。現実味があるぶん恐ろしく、そのとき味わった恐怖はいまも消えずに、焦燥感となって私のなかにある。文章を書くとか人と話すとか、何かしらの自己表現の訓練をつまないと、あの夢がいつか現実になるのではないか、という焦り。

 そういうわけで、来年、2021年こそは定期的に文章を書きたい。その決意を、いまここに宣言する。

 

 何かしらテーマを決めて、月いちくらいで書けたらいいなと思う。テーマはなんでもいいのだが、「アイドルオタクのオタク論」と銘打ってみようと考えている。

 単に自分がオタクなので、自分自身のオタク観についてまとまった文章を書いてみたかったということと、推しているアイドルグループ「たこやきレインボー」の春名真依さんが Instagram で連載している「アイドルのアイドル論」へのリスペクトを込めて。

春名真依さん「アイドルのアイドル論」の第1回はこちら) 

 

 ただ、内容的には「アイドルのアイドル論」に遠く及ばない、ただのいちオタクの主観や雑感になる予定だ。「アイドルオタクはかくあるべし」といったことを書く気は毛頭なく、「私はこうやってオタクしてるのが楽しい、最高」とか、そんな自分語り的な内容になると思う。

 なので、「オタク論」などと銘打つのは違う気もするのだが、書くモチベーションを維持するためにも、タイトルだけ「アイドルのアイドル論」をオマージュしたいと思った。真依ちゃんの頑張りにあやかって、私もいつもより頑張れそうな気がするので……。

 もしこのタイトルで嫌な気持ちになる人がいたら申し訳ない。いちファンが個人ブログでこっそりやることなので、どうか許して(見逃して)ほしい。

 

 というわけで、「アイドルオタクのオタク論」を年明けから書きます。多分……(もしこれで結局いちども書かないなんてことになれば、もう三日坊主どころの沙汰ではない)。

 今のところ予定している各回の小テーマは、下記のとおり(順不同)。

  • オタクにとってのオタ活 〜非オタとの認識の差異〜
  • オタクの金銭感覚
  • アイドルオタクの嫉妬心
  • 在宅オタクと現場オタク
  • オタクという共通言語

 5回分のテーマがあるので、少なくとも5か月は書き続けられるはず。自己満足のために、2021年頑張るぞー。

 

 

 ところで、亡き祖母が夢に出てきたのは、きっと前日にドラ○もんの某映画をチラ見したからだと思うのだ(テレビでやっていた)。

 こんどは悪夢じゃなく、楽しい夢に出てきてほしい。